ナイキのズームフライ3を履いたら「走る」が「弾む」に変わった!

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 ナイキのズームフライ3というランニングシューズを買った^ ^
 話題作だけあってエゲツない!走るという概念が変わる。まるで飛び跳ねるようだ^ ^
 ソール、すなわち靴底の中にカーボンが入っているらしい。カーボンは炭素繊維、つまり、炭素の糸みたいなものを自在に重ねたり、編み込んだりすることにより、弾力性や強度を自在に操れる素材のことだ。ちなみに、最近の自転車のフレームやホイールも、そこそこの値段を出せばカーボンを使用したものが手に入るようになった。アルミや鉄のフレームの自転車を乗ってから、カーボンフレームの自転車に乗るとその差は歴然だ^ ^
 特にレース後半に足の筋肉がつりそうになったら、それ以上漕げなくなるはずなのに、カーボンフレームならば何故か漕げる。これは素晴らしい素材だ。しかも軽い。最近はリハビリで使用する装具や義足もこれで作成されたものが増えてきた。
 話が脇道にそれて、しかも長くなり申し訳ない(^◇^;)
 話をズームフライ3に戻す。このカーボンが使用されている影響なのか、はたまた他の構造上の影響なのかは不明だが、この靴の特筆すべき点は靴底の衝撃吸収能力だ。今までは、着地の瞬間に足の骨に衝撃があり、それが足の骨から腰の骨までダイレクトに伝わるシューズであった。それが、ズームフライ3には無い!しかも、衝撃を吸収するのみではなく、その後に反発して身体を上前方へ押し出してくれる。この、衝撃を吸収しながらも、反発させて推進力に変えるバランスは、カーボンの積層枚数や使用するカーボンの種類により巧みにコントロールされているのではないかと想像できる。
 いずれにせよ、今まで走っていて足への衝撃が気になっているランナーには、ぜひともお勧めする一足だ^ ^
 また、衝撃がさほど気にならないランナーでも、足の痛みなどが有る人なら、使ってみる価値がある。特に長距離ランナーや、たくさん走るランナーは、一歩一歩の衝撃にさらされている。この積み重ねが痛みにつながる可能性があるからだ。もし、走ることで足に痛みが出るランナーは試す価値が有る。
 さらに、このズームフライ3のもう一つ走りに貢献している点は、靴底の前後が必要以上に反り上がっている点だと思う。

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横から靴底を眺めると、爪先もカカトも反り上がり方がなかなか派手だ^ ^
 写真はまるで左右の縮尺を短縮したように見えるが、リアルに撮影したままだ。この前後の反り上がりが一歩一歩の歩幅を拡大するのだ。まるで、前後にゆらゆら揺れる船底のようなこの形状が、走りの一歩一歩を拡大して、さらに楽チンにする^ ^
 まとめると、このズームフライ3は靴底の素材にカーボンを使用していること。しかもそれは衝撃吸収と反発力産生を巧みにバランスしている。そして、靴底の形状を横から見た時にお椀のような形状にすることにより、歩幅の拡大と、関節への負担を抑えていることが素晴らしい二点だといえる^ ^
 ただ、デメリットも有る。アッパー素材、すなわち靴底以外の上の、爪先からかかとを上から覆う部分の作りがかつて無いほど貧弱だ(T . T)
 ただの布??かと思える^ ^
 走ってみて思うのは、この貧弱さが、軽量化につながっているのは確かだが、普通の道路は走った時に曲がり道が当然有る。この90度のカーブを曲がるだけで捻挫しそうになる(^◇^;)
 これは、靴のアッパー素材が極限まで薄く作られている影響だ。
 すなわち、このズームフライ3は、直線を長く走るのに最適化されているのである。まあ、そもそもそれが目的で作られた靴なのだろうが。
 それにしても曲がりにくさは特筆もの!なので、カーブを走り抜けることは、ほぼ不可能な靴だという前提で購入することをお勧めする^ ^
 他にも注意が必要なのは、発売からすぐに、この靴を使用することで記録更新が多発した。公式記録、公式レースでの使用は制限がかかっているかもしれない。制限する、しない、の議論があった記憶はあるが、結論がどうだったかは記憶に無い😭
 公式での使用を考慮しているランナーは、調査をお願いしたい!私は趣味で走ったり、地域のマラソンを走るくらいなので、気にしていない^ ^そんなホビーランナーにお勧めする!

 もう一つ、まっすぐ走るのに最適化されていることは、じっと立っていることにとっては辛いことである。走るための靴であり、映画の立ち見にこの靴で行くと、不安定でグラグラして立っていなければならない。苦痛であろうから、使用には注意して欲しい^ ^
 最後にAmazonで検索して私が購入した写真のモデルは、26.5センチで12000円弱であった。実はもっと私好みの派手な色があった。オレンジか黄緑で迷っていたのだ!しかし、Amazonで検索して価格を見て仰天^ ^
 オレンジは26.5センチで21000円と9000円も高い。黄緑に限っては30000円〜80000円だ!どゆこと???
 多分最近流行のアクティブプライス?そんな呼び名かどうかも定かで無いが、需要と供給で価格が動くのだろうと想像する。飛行機のチケットなどもそんな方式なので、同じ空港から空港なのに、時と場合によって驚くほど価格が違うという現象が起きる。
 世界のすべての物がオークションと化しているのである!驚きだが、当然と言えば当然なのかもしれない。しかし、コロナ初期のマスクなどの価格高騰には批判が高まったのも事実で、モラルとのバランスが難しい時代になったなあと思う。ということで、私はさしておしゃれでも無いし、ルックスへのこだわりは最小限な人間なので、写真のモデルにした。
 12000円でそこそこのデザインとカラーで、これだけ楽に走れれば文句は無い。理学療法士としても気になる靴だったので、満足満足である^ ^
 まあ、楽に走れるのは直進のみであることを繰り返す。一昨日Amazonでポチり、2日後の昼には到着するAmazonを支える物流に感謝しつつ初めてのnoteを締めくくろうと思う。
 購入して約2kmを2回走っただけのインプレッションであることをふまえて、参考にしていただけると幸いである^ ^
 ちなみに、買い替えた理由は前のシューズがワンコにカミカミおもちゃにされて、破壊されたからだ。

ズームフライ3

 

 

 

 

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